雨穴作品の魅力とは?YouTubeから世界的作家への軌跡
白い仮面に黒のタイツという独特のスタイルで知られる雨穴氏は、YouTubeチャンネル登録者数189万人、動画総再生回数2億回を超えるトップYouTuberでもあります。その人気は2024年の「第17回 オリコン年間“本”ランキング 2024」で年間1位を獲得するほどで、名実ともに「最も売れた作家」としてその名を轟かせています。
彼の作品は、ただのホラーミステリーに留まらず、読者を引き込む独特の世界観と考察の余地を残す仕掛けが特徴です。YouTubeで培われたストーリーテリングの技術が、小説という形で多くの読者を魅了し続けています。
『変な地図』が描く新たな恐怖!マップミステリーの深淵
『変な地図』は、2021年刊行のデビュー作『変な家』に始まり、『変な絵』『変な家2』と続く「変なシリーズ」の最新作であり、集大成と位置付けられています。雨穴氏が執筆に1年を費やした本作は、「雨穴作品の最高傑作」との呼び声も高く、その緻密な構成と予測不能な展開が読者の間で大きな話題を呼んでいます。
本作のジャンルは「マップミステリー」。地図を巡る謎が物語の核となり、読者は作中に登場する古地図の謎を解き明かす体験を通じて、これまでにない恐怖と考察の楽しさを味わうことができます。特大考察マップが付属している点も、ファンにとってはたまらない魅力と言えるでしょう。

異例の大ヒット!『変な地図』の販売実績が示す読者の熱狂
『変な地図』は2025年10月31日の発売前から大きな注目を集め、異例の「初版20万部」に加え、「発売前重版5万部」を含む計25万部でスタートしました。発売直後から全国書店で完売が続出し、各書店ランキングで首位を独占。発売からわずか1か月で累計70万部を突破するという、圧倒的なスタートダッシュを見せました。
この勢いは年末年始も衰えることなく、2025年11月末から12月初頭にかけて発表された各種年間ベストセラーランキングでも快挙を達成しています。発売から20日足らずという短期間で「オリコン年間本ランキング2025」BOOK部門第8位、「日本出版販売 年間ベストセラー2025」総合部門第6位、「トーハン 年間ベストセラー2025」総合部門第6位にランクインしたのは、出版業界でも異例中の異例と言えるでしょう。
2026年に入ってもその人気は継続しており、1月15日発表の「オリコン週刊BOOKランキング」では週間1.4万部を売り上げ、文芸書ジャンル1位を獲得。2024年11月10日付で初の1位に輝いて以降、通算7週目の1位という記録を打ち立て、国民的マップミステリーとしての地位を確固たるものにしています。
『変な家』『変な絵』も大ヒット!「変なシリーズ」の広がり
「変なシリーズ」は、『変な地図』以前の作品も大きな成功を収めています。
- 『変な家』: 映画化され、興行収入50億円を超える大ヒットを記録しました。コミック版(漫画:綾野暁/一迅社)も「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」男性部門賞を受賞、「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」では9位にランクインしています。
- 変な家: 6 (HOWLコミックス) Kindle版
- 『変な絵』: アジア・ヨーロッパを中心に世界5大陸37の国と地域で翻訳が決定し、イギリスの「Waterstones Book of the Year 2025」の最終候補になるなど、国内外で大きな話題を呼びました。コミック版(相羽紀行/双葉社)も既刊3巻まで刊行され、物語は終盤へと向かっています。
- 変な絵(コミック) : 3 (アクションコミックス) Kindle版
これらの作品が築き上げた土台が、『変な地図』の大ヒットに繋がっているのは間違いありません。雨穴氏の作品は、その独創的な世界観とミステリー要素で、今後も多くの読者を魅了し続けることでしょう。
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