お気に入りマンガの感想のようなブログです【一部ネタバレあり】

社外取締役【STEP40】kick out the jams

動き出した植松貴子・長峰和馬連合の助っ人が、元営業本部長の高藤成行(しげゆき)というのは何とも頼りない。松比良塗建でのやらかし、ゴルフ場での狼狽といった印象しかない高藤だが、仕事の腕は確かなのか。腕利きの職人を集める仕事に自信があるようではあるが、ここは長年の信頼といったところだろうか。ただ高藤もまた「剣持をギャフンと言わせてやろう」と、貴子・長峰連合と同じことを言っているのが気になるのである。まあ、この時点では対剣持の気持ちが強い人間の方がある意味頼れるというのも確かではあるが。

近況報告ついでの島と平瀬のゴルフ、そして話題はいつも仕事

平瀬健一の登場場面はほぼほぼゴルフか、会食なのである。そして、ラウンドの最中だろうが、食事中であろうがこの2人は仕事の話ばかりなのである。

貴子・長峰連合の新事業の芽はどの程度なのだろうか。軍事産業はこれから伸びていく可能性はあるというのが、島と平瀬の見解である。しかし、台湾クライシスは2027年といわれるが、この時世、侵奪など本当に起きるのだろうか。そういった考え自体が平和ボケなのかもしれないが。そのときのウクライナ侵攻や、イスラエル・パレスチナ紛争がどのような展開を迎えているかも関係してくるかもしれない。プーチンが北朝鮮を訪問したことによる影響はあるのだろうか。世界大戦の勃発はなくても予断を許さない世界情勢なのである。

そして、日本も集団的自衛権の行使がまたも問われるだろう。そうなると、ステルス技術の重要度、ニーズは高まるのではないだろうか。つまり、貴子・長峰連合が立ち上げた会社は今後の伸びが期待できるともいえる。もちろん、平和な世の中が理想だが、現実は現実である。

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後期高齢者になってもいつでもパワフルな主人公

年齢を感じさせないのが島耕作のすごさだ。まさかの平瀬とのゴルフ帰りなのか定かではないが、本日はもう1つの社外取締役としてのお仕事である。日本酒・喝采(獺祭)が、ニューヨーク進出である。桜沼酒造の沼田清伍会長はニューヨークで勝負をかける気のようである。

ニューヨークでのオープニングセレモニーに、社外取締役として出席するわけだが、これは本当にマストなのだろうか。これによる経費はどこから出るのか?島なら、これも相談役の報酬に含まれているので、などといって自腹で行きそうではあるが。

いずれにしても、次回からニューヨーク編である。島耕作inニューヨークといえば、課長時代である。アイリーンとの出会いやボブとの殴り合い、初芝のネオン看板、ショービジネスの悲哀が思い出されるが、ニューヨーク編はなんと38年ぶりとのことである。娘の奈美や熟女好きな孫は元気にしているだろうか。